N”p徒~♪”*2

↑タイトルは文字化けではありません(笑)。単車、クルマ、工具などいろいろ。・・・・そして、ときどき"Perfume"。過去の記事へのコメントも歓迎致します。

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館

 ブログの表題のしたに「・・・・ときどき[Perfume]。」と、
書いてあるのにも係わらず、
近頃、ココはPerfumeブログ”の様相を呈しています(苦笑)。
なので、今回は趣を変えてお送り致します(笑)。

 

 

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 近年、[川崎重工業]により[川崎航空機/三式戦闘機 飛燕]が復元されたことを
報道等で何度か目にして気になっていました。
今回、[Perfume]の名古屋ドームでのライヴ参戦で訪れた名古屋が、
[飛燕]が展示されている[岐阜かかみがはら航空宇宙博物館]と
割と近いことに気づき、
これは良い機会だと行ってみることにしました。

 

 

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 門を潜って滑走路を模した通路の先に展開している光景がこれ!
これだけで気持ちがあがります(笑)。

 

 

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  戦後初の国産旅客機である[YS-11]。
同機は[零式艦上戦闘機]の設計に携わった[堀越二郎]氏の仕事でもあります。
ここから[MRJ]までは長かったですねぇ。

 

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  [新明和/US-1A 救難飛行艇]。
嘗て、[船の科学館]横に展示してあった
[二式大艇](2004年、[鹿屋航空基地史料館]に移設)は、
[新明和]の前身である[川西航空機]の仕事。
現在、[新明和]はゴミ収集車などの特装車、立体駐車場の製造、
環境システムの構築など多分野に関わっている会社です。
私も同社の設備には仕事でお世話になっております。
戦時下に軍用機の製造に関わっていた会社は、
戦後、他(多)分野で活躍しているところが多いです。

 2013年、ジャーナリスト[辛坊治郎]さんのヨットでの太平洋横断中の事故で、
救出時に注目を集めたのはこの機の後継[US-2]。
氏は本当に不運でした。
鯨に激突するなんて・・・。
方々から非難を浴びましたが、
何時か、再び夢の実現に挑戦して欲しいです。

 

 

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 [川崎重工業/P-2J 対潜哨戒機]。
現在、日本領海の警備に活躍している[P-3C]及び[P-1]の前任だった機。
[ロッキード]製の機体を改造して運用していました。

 

 

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  中に入るとヒコーキ好きにはタマラン光景が展開!
私は現役ヒコーキ好きぢゃないけど、
それでもあがりますぅ(笑)。

 

 

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  あまりに多過ぎ、魅力的な展示機体に目が回る思い(笑)。
全ては網羅出来ないので気になったものだけ紹介致します。

 はじめは、[川崎重工業/XOH-1]のモックアップ機体です。
[OH-1 観測ヘリコプター(陸自では”ニンジャ”と呼ばれている)]
開発用に制作された木製(!)の機体です。
自動車のモックアップ(主に粘土や樹脂製)は目にしたことがありますが、
ヘリコプターのは初めて見ました。
この機体も恐らく木材の削り出しではなく、
ケミカルウッドから出来ているのはないかと思います。
エンジンのカウリングはFRP製のように見えます。

 

 

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  [新明和工業/UF-XS 実験飛行艇]。
外にあった[US-1A]の試験機です。
採用された[US-1]とはかなり外観が違っていて、
[宮崎駿]さんが描きそうな意匠ですね(笑)。

 

 

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 [三菱重工業/T-2 CCV]。
[T-2 高等練習機]の試作機。
[CCV]とは[Control Configured Vehicle]の略で、
安定した飛行を支援するための
コンピュータ制御を噛ませの電子デバイス搭載試験機のこと。
機体そのものは後の[F-1/T-2]に似ていますが、
機体下部とエンジンの空気取り入れ孔横のカナード翼や、
[防衛丁技術研究本部(現・防衛装備庁)]の機体塗装がソソります(笑)。

 

 

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 [T-2 CCV]で気になったトコがここ。
機首のピトー管(対気速度検出装置)に書かれた注意書きです。
「これより先をつかんで機体をゆするな」
って、そんなひと空自に居るのぉ(笑)?

 

 

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 [三菱重工業/T-2 高等練習機 ]。
上の記事の[T-2 CCV]から出来上がった機です。
この塗色は二代目[ブルーインパルス]用です。
意匠は当時、公募され、女子高生4人の合作を[松本零士]氏が纏めたと、
記憶していたんですがぁ、
あらためてネットで調べたところ「女子高生4人~」の記述は見られるんですが、
[松本]氏の名前は見つけられませんでした・・・・。
私の記憶違いかなぁ??

 この”173”番機は現役時代には4番機でしたが、
垂直尾翼後部(ラダー部分)にあった番号は現在は消されています。

 

 

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 って、ことで私も[ブルーインパルス]の機体(現行機[T-4])を操縦して
展示飛行をしてみました(写真で操縦中なのは知らない方)!

 

 

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 コックピットはこんな感じ。
実機とはかなり違います。
操縦も離陸時にスロットルを全開にしたらそのままで、
あとは操縦桿のみを操作。
スモークの指示があったら操縦桿のSWを押すだけの単純なモノです。

 

 

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  真剣に操縦するかみさん。

 

 

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 着陸(は自動)後は結果が表示されます。
かみさんは”C”判定。

 

 

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 私は"B"でした(笑)。
どのくらいの操作でどの程度曲がるのか分からないので、
ハンドルの切れ角が分からないクルマを運転している気分(苦笑)
ヘッドアップディスプレイ越しの景色を見るだけで、
気持ちがわくわくしてきます(笑)。

嘗て、[マツダ/デミオ]試乗時、HUDが装着されていてあがりましたもの(笑)。

 

 

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  機体後部で飛行中の自機を客観的に見られます。
かなり簡易なシミュレーションです。
が、私の前の方は墜落していました・・・・。

 つづく・・・。