N”p徒~♪”*2

↑タイトルは文字化けではありません(笑)。単車、クルマ、工具などいろいろ。・・・・そして、ときどき"Perfume"。過去の記事へのコメントも歓迎致します。

車載工具最終・・・・・版? 工具編

 以前のブログで約一年のあいだ、
だらだらやっていた単車の車載工具。
一応の完成型をみたのですが、
もうひとつ納得出来なくって、
またイジってみました。
これをもって『最終完成版』としたいと思います。
・・・多分(笑)。

 近頃、単車に標準装備されている車載工具は、
なんとも寂しいモノです。
その理由は、
最近の単車が壊れなくなったのと(新車から数年限定ですが)、
製造会社が使用者にイジって欲しくないってぇ~のが理由だと思われます。
あと、軽量化かなぁ?

 しかし、ウチの愛機たちみたいに、
長い年月を過ごしてきた単車に工具を積まずに走るのは、
些か心許ない・・・・・([エイプ100]は車載工具自体無いし)。
ま、工具を積んでいたってダメなときはダメなんで、
携帯電話を持っときゃどぉ~にかなるんですが、
私の趣味趣向的な意味合いが強いんですけどねぇ・・・。

 車載工具の使用目的は整備することではありません。
出先で緊急回避的な対応を迫られたときに使用するものです。
確か締めた筈だったあのねじの緩みを締め直し、
走って気づく、または走行中にしっくり来ない部分の微調整等が主な用途です。
だとすると持って行く工具も限られて来ます。
車載工具は普段出番の無いモノ。
なので、出来るだけ最低限の入組みで軽量にまとめたい。
けれども、”工具ズキ”としては、
独自性を持たせたいとも思って、選んでみました(笑)。

 しかし、この”工具ズキ”てぇ~のが厄介なんですよねぇ・・・(大笑)。

 

 

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 先ずはドライヴァー関係。
思い切って一般的な柄は切り捨てました!
その柄の代わりになるのは[アネックス]のギアを組み込んだハンドルです。
これは私のお気に入りで、
通常整備でも活用しています(写真左上)。

 ビットも同じく[アネックス]の[超短ビット]。
これと前記のギア組み込み式ハンドルと併せると、
スタビードライヴァーにもなり便利です。

ビットはこれを主にして、
奥まった場所には写真右二本の中間子を使用。

 でも、しかし、これぢゃ~狭い奥のねじには干渉することが・・・・。
そういう場面用に-と、P1、P2の長いビットも入組ました(製造会社不明)。

 ちからが要る場合用に、
[S.E.K([Pro-Auto]名義)]の1/4ビット用ギア・ハンドルを用意。

 [超短ビット]横のちいさいのはタイヤのヴァルブ用ドライヴァー。

 

 

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 ボックス・ソケット類もちょっと毛色の変わった入組です。
主となるのは[ストレート]製の12mmギア式レンチで駆動するボックスのセット。
なのですが、そのセットのハンドルは使わず、
写真の12×12mmの首振り型に入れ替えました(元のセットのものは固定式)。
これで汎用性があがると思います。
ボックスのサイズは19、17、14、13、12、10、8mm。
この手のもので19mmまで対応しているのは希で、
これも選んだ大きな理由です。

 

 

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 六角穴付きボルトにはこれで対応。
サイズは10、8、7、6、5、4、3mm
”真の軽量”を目指すなら7mmは要らんかな。
これを採用したので、
一般的なL字形の六角レンチは捨てました。
迷ったけど・・・。

まぁ、6角ビットもありますしねぇ。

 

 

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 通常はこんな感じで組み合わせて使います。
目的のボルトが固い場合には逆側にボックスを差して使用。
こちらはよく有る仕様で、
僅かに角度(約15°)が付いています。
この角度があるために柄を振り難くなることも考えられるうえ、
力仕事を任せるにはちょっとばかり柄が短いです・・・・。

 

 

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 そんなときにはこれの出番です。
柄の長いレンチ(全長210mm)を使用します。
これは12×10mmのロング・メガネレンチの10mm側を切り落としたもの。
切り落とした理由は、
収納性をあげるためと、
少しでも軽量化出来ればとの思いから。

 

 

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 奥まった場所のボルトには中間子が必要です。
元のセットでは12mmのディープソケット(25、35mm)で代用するよう指定。

 

 

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 でも、それぢゃ~短いンぢゃないかと思い中間子を自作。
先述の12mmのディープソケットを切断して、
ジャンクのラチェット・ハンドル([バンザイ]製)の
柄を切ったものを溶接して合体(74mm)!

これで奥まったボルトには対応出来ますが、
奥で、かつ正面から工具を掛けることが出来ないときに必要な
ユニヴァーサル機構のある中間子も欲しい・・・。

 がぁ、軽量化のために、
12mm六角差し込み部を持つボックス・セットを基にしたが為に、
これに使えるユニヴァーサルジョイントが存在しません。
でも、やっぱり欲しいなぁ・・・・。

 

 

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 で、写真のように組んで対応することとしました。

 

 

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 その構成はこんな感じ。
先程の自作中間子に、
12mm鍔付きアダプター(凸3/8sq~凸12mm六角)の
鍔部分を削ったものを作って12mmのユニヴァーサル・ソケットに繋ぎました。
3/8sq用ユニヴァーサル・ソケット+ボックス・ソケット(12mm凸)だと
長いような気がしますが、
ボックス・ソケットが短いため、
このふたつを足した長さでも
ユニヴァーサル・ソケットと大差無い長さです。

 ふぅ・・・・、
なかなかの回り道をしましたねぇ(苦笑)。

 

 

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 コンビネーションは[アサヒ/ライツール]の 8、10、12、13、14、17mmの6本。
その採用理由は見てのとおりの軽量化具合。
柄やオープンエンドの顎部分に施されている肉抜きには執念さえ感じさせます。
これでも[JIS]の承認を得ているのですから立派です。

 左のアルミ角パイプはモンキー・レンチ([ロブスター]製)の柄の延長用。
顎は25mmまで開くんですが、
携行性を考慮して柄が短いものを選んだのでパイプで対応。
ま、モンキーなんで掛けられるちからにも限度が有りますが・・・。

 それらの間にある19mmの超超短いレンチは、
本来、ラチェット式のトルクレンチで使うアダプターです([ストレート]製)。

 

 

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 ホント~は、コンビネーションには19mmまで入れたかったんです。
でも、工具入れ(後述)の大きさに入らないので断念。
・・・でも、やっぱ欲しい。
なので、写真のように使うことにしました。

 

 

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 こんな風に六角アルミパイプに差して使います。

 

 

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 所謂、掴み物も厳選!
 左のニッパは父の形見の工具箱の中から発掘した軽量な[トップ]製。

 真ん中は定番のコンビネーションプライヤーではなくて、
[クニペックス]の[コブラ(150mm)]を選びました。
これは切断以外の全ての機能が、
コンビネーションプライヤーを凌駕していると思うので採用。

 右は[KTC]のベントノーズ・プライヤー(所謂、”ラジペン”)。
これはウチに有りました・・・・。

 「厳選!」とか言って、
今回、新規購入したのは[コブラ]だけ・・・・(汗)。

 

 

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 こっからは主役の工具以外の、
「こんなのあったらイイナ♪」ってな脇役です。
脇役が居るから主役より活躍出来るんですよねぇ(笑)。

 いちばん上はシリコン・グリス(ワコーズ)と、
マルチパーパス・グリス(これまたワコーズ MPG)を詰めたもの。

 その下は見てのとおり組鑢([ツボサン]製)と、
ワイヤーブラシです。
これらは、
何度か現場で「あれがあったらなぁ・・・」てな状況に出くわしたから。
ワイヤーブラシは軽量化のために柄は無しです。
錆落としが主たる仕事ではなく、
ねじ山の清掃がいちばんの目的だから柄は無くても問題無し。

 左の二本は、
口臭予防用のスプレー容器に入れた、
防錆潤滑剤([ナスカルブ])と洗浄剤([キシレン])。
この容器は内容液に侵されない材質か確認後、
長期耐久試験済。

 

 

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 あると便利なこんなのも入れときました。
小巻きした布テープ、番線(鉄製)、タイラップバンド。

 

 

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 これが”新車載工具”の全てです

(写真のバー式の空気圧力計忘れてました・・・)。
なかなかの充実度で、
総点数64点!
後でご紹介する収納バッグとの合計で、
総重量2.5kg・・・・(汗)。

 つづく・・・。