スタビレーのコンビネーションレンチ No.14シリーズ(ser)を入手しました。
現在、諸事情があって単車を自宅から離れた場所で保管しています。
でも、工具は自宅にあります。
単車置き場に工具全ては置けませんし、
そのたんびに工具を運ぶのも面倒です。
そんなコトを繰り返していると大切な工具の紛失の可能性も高まります・・・。
で、新たに整備工具一式を揃えることに(何故に・・・??)。
日常的な一般整備だったらばそんなに多くの工具は必要としませんしぃ。
で、手始めは、私にとっての基本工具であるコンビネーションレンチです。
表題のとおりスタビレーのNo.14serです。
コンビネーションレンチは数あれど、
スタビレーしかないでしょう!
ほんと~は何時も愛用しているNo.15serで揃えたいのですが、
No.15serは絶盤で、いまや超入手困難です。
ぢゃ、使ったことが無いし、
入手が容易なNo.14serってことになりました。
スタビレーの輸入元の喜一工具さんは頑張っていますが、
製造元であるSTHALWILLE Eduard Wille GmbH&Co KGでは、
日本はあまり重要な市場と考えていないようで(販売数が少ないらしい)、
日本専用の入組やボックスレンチの組み合わせを近年では販売を終了しています。
なので、セット販売+足りないサイズを見繕って別々に購入しました。
スタビレーの型録風に並べてみました(笑)。
入手サイズは8;10;12;13;14;17;19;21の8本です。
日本車向けのサイズです。
長年愛用しているスタビレーですが、
No.14serの実物を見た瞬間に思いました。
「ん?ナンカ違うぅ??」と・・・・。
ナンだ?この違和感はぁ????
それはすぐ分かりました!
サイズ表記の表示方法が違うのです。
入手したNo.14serは柄に鋳出し文字で両面にそれがあります。
一方、旧No.14serは片面だけの表記で、
写真のように数字の刻印がされています(写真は同様表記のNo.15ser)。
No.13serは以前からこの方式なので、
それに準拠したのでしょう。
ま、一本いっぽん刻印を施すのは手間ですし、
金型にサイズを掘っとけば行程は簡略化出来ます。
使い始めた当初は、
「No.13には両側に表記があるのに、ナンデNo.15(14)には無いのかなぁ?」と、
思っていましたっけ・・・。
が、長年見慣れているせいってのもあって、
馴染みのレンチの表情が変わってしまったコトに、
一抹の寂しさを覚えるのはマニア故の感傷でしょうか(苦笑)??
”改良”ではあることは承知してはいるんですがねぇ・・・。
もちょっと調べたら、
No.14は10年以上まえからこの仕様になってたみたい・・・(汗)。
No.14serとNo.15serとは、
オープンエンド側が面接触仕様か否かその違いだけだと思っていました
(今回のサイズ表記以外)。
がぁ、実物を見比べて見るとその他にも違いが散見されます。
No.14serの方が柄が角張っているんですよねぇ。
これは写真のオープンエンド側に接続される部分を比べるとよく分かります。
これはもしかして、
旧来のNo.14serとも違うのかも知れませんが、
旧型の実物をよく見たことがないので分かりません。
明らかに握り心地は違いますが(No.15serの方が好み)、
それでスタビレーの良さはが毀損するほどではありません。
あと、驚いたのがコレ。
スプレーで塗られています・・・・(汗)。
これは鍍金の靨(えくぼ)を隠すためだと思われます。
恐らく鍍金を掛ける際に槽に吊すときに出来たものだと思いますが、
同社の製品であるNo.13ser(ショートコンビネーション)は勿論、
No.20ser(75°オフセットメガネ)、No.21ser(ストレートメガネ)、
No.27ser(ハーフムーン)にもこれが確認出来ます。
むかしっから知っているひとには当たり前のことですが、
知らないひとには見栄えが悪いんでしょうねぇ・・・。
そうすっと商品力も下がるので、
お化粧直しを施しているのでしょう。
スタビレーのレンチ類は錆が出易い傾向があり、
エライ錆た商品を陳列しているお店も見たことがあります。
この靨から錆が広がることもありますからねぇ。
白ガスで拭いたら簡単に落ちました。
ほんとパ~吹きしただけのようです。
これがドイツ本国での仕事なのかは不明。
恐らく輸入元でやったんぢゃないかと推測します。
ま、気持ちは分かりますが(日本国内の販売状況も芳しくないらしい)、
手間/材料費(スプレー代)が勿体なく思います・・・。
早速、整備におNEWのNo.14serを使ってみましたが、
やっぱり素晴らしいです!見掛けなんて関係無い!!