N”p徒~♪”*2

↑タイトルは文字化けではありません(笑)。単車、クルマ、工具などいろいろ。・・・・そして、ときどき"Perfume"。過去の記事へのコメントも歓迎致します。

ハゼットの六角ソケット

 また。工具です・・・(苦笑)。
ハゼットのこんなのを入手しました。

 

 

 なんだか、とっても立派な入れ物ですがぁ・・・。

 

 

 中身は六角ソケット9個組。
 入組は、5678910121417mmで、

差し込み角は1/2sqです。

 

 

 何故にこんなに立派な入れ物なのかというと、
箱裏の写真のように1/4sqのラチェット・セットも
同じ箱を共用しているからみたいです。

 

 

 なので、使い易いように箱の一部がフラップよろしく開き、
一つ前の上下中央写真のように使うことを想定しているみたいなんです。
がぁ、六角ソケットでは意味が無いよぉ~な・・・(苦笑)。
これ、なかなかのお値段なんで、
その分お廉くして欲しいですね(苦笑)。
なんて言っていますが、
今回はかなりお廉く入手することができました!

 

 

 工具界には伝説のようなものが流布しています
(どこのセカイでもそうですが・・・)。
 PBバウマン(現・PBスイスツールズ)のードライヴァーの軸は超絶強く、
鏨のように叩いて使える。・・・とか(そういう宣伝があったとか)。

 レース用車両はスナップオンの工具を基準(使用前提)に造られているので、
レース整備者はスナップオンを主工具にしている。・・・とか。

 スタビレーは航空業界の要求により、
表面のクロム鍍金を超薄にしている(鍍金剥がれのエンジン等への混入回避)ので、
長年の使用で鍍金が減って、
下のニッケル鍍金が見えてきて黄色くなってくる。・・・とかとか・・・。

 ハゼットで有名なのが六角ソケット”超絶丈夫伝説”です。
全てスナップオンで工具を揃えているひとでも、
その強度から六角ソケットだけは同社製を選んでいる。と、いうものです。
そこまで云ぅ~なら試してみたいぢゃないですかぁ(笑)!
で、お値頃だったこともあり入手してみました。
1/2sqを選んだのは、
その強さを発揮出来る状況に出くわしたとき、
より強度の高い1/2sqだと頼もしいかと思ってのことです。
それに、3/8sqは(旧)KTC製(長・普通)と、
PBスイスツールズ製(超長)を既に所有しているってのも理由です。

 

 

 他社のものはsq穴部の土台に丸穴を空け、
そこに六角のビットを圧入してあることが殆どです。
ハゼット製は噂で聞いたとおりに六角穴ですねぇ。
私も以前、この手の工具を自作したことがあります。
ジャンクのL字形六角レンチを切って穴に圧入し、
T形の柄を設えたものです。
そのときの穴は勿論、丸形。
六角穴の方が生産に手間が掛かるのは自明です。

 

 

 土台の部分は流石に各大きさ専用ではなく、
567mmと、910mmと、1214mmがそれぞれ共通で、
ビットを切削して対応。
17mmだけが専用品を用いています。
見た目はビットの刃物跡が粗く感じられますが、
触ってみると爪に引っ掛かるほどではありません。
見たとおり表面処理はTiコーティング。
これって意味があるのかは不明・・・・。

 

 

 同社のソケットのコマ同様、
平目ローレット加工が施されていて、
単体でも廻し易くなっています。
他社ではなんちゃってローレット(某M社)も見掛けますが、
これはちゃんと実用的な溝です。

 

 

 「伝説の検証のため」みたいなお題目を掲げて入手しましたが、
固着した六角穴付きボルトを力尽くで緩めようとするのは、
甚だ以て残念な仕事であります(苦笑)。
特に六角頭の通常のボルト/ナットと比べて、
その構造上、ボルト頭に掛かる力が(同じ締結力なら)より大きなものになります。
なので、強行すると穴をナメてしまう、
シロート感丸出しの結果に帰結する可能性がとても高いです(苦笑)。
私もイライラしてたりなんかすると、
「こんにゃろぉ~っ!!」と蛮行に及んだことも過去にはありましたが、
期待した結果が得られたことは数少なく感じます(苦笑)。
やはり、ある程度で見切りをつけ、
相応の対応をした方が吉かと。
なので、この工具の全力を出し切ることは無さそうですねぇ~(苦笑)。

 

 

 最後は、恒例の大きさを示す数字に赤い塗料を墨入れしました。