久しぶりに工具を購入しました。
またまた[スタビレー]です（笑）。
裏の附票を見ると[スタビレー]社の住所が記されています。
正式な社名は[STHALWILLE Eduard Wille GmbH & Co, KG]というんですね。
中身はこれ。
ちいさいねじに対応するコンビネーションレンチ[16]の5本組です。
入組は対辺3.2、3.5、4、4.5、5mmの5本です。
こんなにちいさなレンチは使うことはないと思うんですが、
見たら欲しくなってしまって、つい・・・（苦笑）。
細部をよく見てみますってぇ～と、
5本それぞれ専用の金型で造られていないことが分かります。
3.2と3.5mm、4と4.5mmは共通の型で、
スパナ部とボックス部のみを変えて造っているようです。
なので、外径は同じです。
写真は右4mm、左4.5mm。
ボックス部も同様に同じ型から
大きさの違う六角穴をブローチ加工している模様。
機能には影響しませんが、
残念な点が散見されます。
六角穴の中心が外径の中心と一致していません。
”STHALWILLE”の”S”の文字が潰れてしまっています。
まぁ、ちいさいことではありますが、
同社の他の製品では見られない仕事なので残念に思いますねぇ。
私が所有している
一番小さいサイズの[13(5.5mm)]、[15(6mm)]との比較です（上[13]、中[15])。
比べてみると[13]や[15]に寄せようとしていますが、
かなり雰囲気が異なります。
オープンエンド側の柄との繋がりの部分も不自然です。
なんだか偽物みたい・・・・。
柄の雰囲気は[12]に似ていますねぇ。
でも、[12]は同じくらい小さいレンチですが、
字体の潰れなど無く、モールドもしゃっきりしてます。
ちいさい製品の鍛造は難しいものだと理解しています。
販売価格との均衡もあり、
あまりお金を掛けられないのも分かりますし、
そんなに数が出そうにない製品なのもあるのでしょう。
しかし、この出来はお粗末と言わざるを得ません・・・・。
ちいさいサイズの[13]や、[15]、写真の[12]の出来を見ると、
出来ない訳ではなさそうなんですがねぇ。
大好きな[スタビレー]の製品だけにとても残念です。
