N”p徒~♪”*2

↑タイトルは文字化けではありません(笑)。単車、クルマ、工具などいろいろ。・・・・そして、ときどき"Perfume"。過去の記事へのコメントも歓迎致します。

『Clockwork』

 少し前、おさんにんさまは腕時計を出しましたね
(私はシチズン派なので見送りましたがぁ・・・・)。

 

 

 その前は置き(掛け)時計を出したこともあります(2014年)。
あのときはかなり迷いましたねぇ・・・・(結局、入手には至らず)。

 Perfume”時計”
私は、私のことを数年来魅了し続けているおさんにんさまの踊りと、
時計という機械の共通性を常々感じていました。

 時計は特異な機械です。
指針を動かし、
時を刻み続け、
時刻を表示する。
そこでは荷重を受けたり、
それ自体から出力を発生することはありません。

 踊りもまた同様に正確に律動を刻み続け、
身体に荷重を受けることは無く(正確には身体の自重が掛かるが)、
物体を動かすエネルギーを発生せず、
物理的には流体である周囲の空気以外を動かしません。

 しかし、そのどちらもが、
物理的な出力はしないにも係わらず、
見る者のこころを揺り動かてしまう力を持っています。
おさんにんさまが曲に合わせ優雅に、かつ緻密に、
そして時には指先から仄白い火花が迸るかの如く力強く躍動する様を拝むとき、
私は得も言われぬ至福の心持ちとなります。

 古からの先人の英知の積み重ねから紡ぎだされた精緻な造りでもって、
小さな筐体に詰め込まれた機構により時を刻む仕事のみをする時計。
たとえ華美(過美)な装飾無くしてもその動作に見入ってしまう魅力があります。
天蓋のなかのちいさな世界に閉じ込められ、
手の触れることの出来ない緻密な歯車が噛み合う時計という機構と、
これまた手を触れることが出来ない、
舞台のうえで展開される一辺僅か900mmの正三角形の空間から紡ぎ出される
おさんにんさまの目眩く魅惑の世界を展開する踊りは、
私を惹きつけつづけて止みません。
恐らくこれからも・・・・。