近年、凶暴さを増す台風の脅威に対応するために、
愛機の置き場を確保しました。
で、そこに出し入れするのに、
約300mmの段差を超えるため、
アルミ製折り畳み式ラダーを購入しました。
格安某共産国製です。
どの程度なのかどきどきしながら到着を待ちました。
到着して確認したその内容は、
想像以上でも、以下でもない製品が送られてきました。
上側になり、引っ掛ける爪の三本あるうちの一本の角度が揃っていません。
これは溶接時に失敗したのではなく、
接合後に落下させたみたいです。
製品管理の程度を想像させます。
修正して他の二本と揃えました。
折り畳み部の軸となるボルトを留めるナットの脱落防止の割ピンが美しくない。
キャッスル・ナットの段差に割ピンが入り込んでいません(穴位置不適当)。
そもそもキャッスル・ナットだと適正な締め代を取るのが困難です。
設計の不適と、費用との兼ね合いによる妥協。
作業者の技術不足か時短の影響。
手持ちの割ピンに差し換えて、錨割に。
折れ部の部品取り付け不均等なため、
左右で隙間に差があります。
このため、加重が掛かると、
この隙間が接するまで「ぐにゅっ」と僅かに下がる。
製造技術の不足。
或いは、治具の未使用か、
その費用の節約のための製品の不均一。
いちばん残念なのがココです。
溶接の溶け込み不良。
溶接技術の未熟と、
確認の不徹底。
或いは時短による検査不足。
私はアルミ溶接は苦手ですが、
このくらいならなんとかなりそうです。
がぁ、施行出来る場所が遠いので、
半日潰れることを考えると・・・・・。
裏側は溶け込んでいるので、
開先とって接着すればなんとかなるでしょう(手抜き)!
他の接合部も全て確認しましたが、
まぁ、なんか大丈夫そうです。
って、文句ばかり云っていますが、
価格に見合った製品でしょう。
これらを修正してたら”時間”が掛かります。
”時間”=お金です。
高価なものは(多分)ちゃんと造られているのでしょう。
私はそれらの危険性を承知して廉い製品を納得のうえ購入しました。
廉いモノには訳が有り、
同様に、高い物にも訳があります。
しかし、高い物には必ずしもその訳が正当であるとは限りませんケド(笑)。