N”p徒~♪”*2

↑タイトルは文字化けではありません(笑)。単車、クルマ、工具などいろいろ。・・・・そして、ときどき"Perfume"。過去の記事へのコメントも歓迎致します。

リコイル

 お馴染み、困った時のリコイルです。
趣味ではたまぁ~にしか出番はありませんが、
仕事ではそこそこの活躍具合。
家でも”ナンかあったとき用”に主要サイズを揃えてあります。
 
 他社でも、同様の用途にスプリュー
ヘリサート(現/E-サート)なんてのもありますが、
どれも似たようなものでしょう。
仕事ではスプリューを使用していますが、
挿入工具が違うだけで同じようなものです。
スプリューだと挿入器具の部品点数が多いですが、
リコイルに比べて特段使い易くはないですね。
因みに職場ではこの手のものを製造会社関係なく、
ナゼだか全て”ヘリサート”と呼んでいます(笑)。
こぉ~ゆぅ~のってあるぢゃないですかぁ。
結束バンドの種類関係なくタイラップや、インシュロックと呼ぶあれと同じです。

 私は家で使うものはリコイルで統一していますが、
特に意味はありません(強いて言えば入手し易さ)。
ただ、最近、同仕様の激安品がありますが、
それは避けています。
特に悪い噂を聞いたことはありませんが、
困った時に使うもので実績が無いモノを使ったことで傷口が広がるのが嫌なので。

 ウチのは長年に渡って集められたものなので、
年式(?)で仕様が違っていて箱も内容もばらばらです。
それらを見ていきます。

 

 

 手持ちのM5/P0.8とM10/P1.5。
下穴用のキリ(ドリル)は付属していません。
以前はこの仕様でしたよねぇ。
玉(挿入するコイル/パケット)が入っているとこの真鍮製のカラーは、
狭いところで挿入の際に使用するの自作品。

 

 

 M6/P1.0。
キリが付属する仕様。
玉の種類が三種類入っています(一種類は使い切った)。
一番右の真鍮製のカラーも前同の自作品。

 リコイルの玉って何故だか0.5D(直径の半分の長さ)の補充品を
販売しているのを見たことが無いんですよねぇ・・・。
セットの付属品を使い切ったら終わりです。
なんでなんだろ??
ま、玉を中途で切って使えばよいんですが。

 

 

 M8/P1.25と、M12/P1.25。
これが一番新しい仕様なのかな?

 

 

 箱の意匠も洗練されていて、
写真のように一応使い勝手を考えているようではあります。
ちょっとツメが甘いケド・・・・(苦笑)。
専用工具も改良されています。
タング(ねじ込む時に引っ掛ける部分)を折る工具(右)に磁石が仕込まれていたり、
専用タップのハンドルと玉のねじ込み工具(真中)が一体化されています。
勿論、キリも付属。
 
 この後、専用キリとタップが一体化したものを見たことがありますが、
セットぢゃなかったかな??

 最新のものでは”タングレスインサート”なるものもあるようです。
文字通り玉にタングの無い仕様で、
専用工具で挿入だけでなく取り外し出来るようです。
しかも、電動でっ(施行時間1/3とのこと)!!

 

 

 張り付けられている附票を見てやります。
これは、私の手持ちのM8/P1.25のもの。
リコイル社は写真のとおり豪州の会社です。
専用工具は豪州で造られているようですが、
タップとキリは中国製。
ま、よくあることです。

 

 

 同じく手持ち(以下同)のM5/P0.8の生産国は韓国
これも有り勝ちですね。

 

 

 M6/P1.0のタップの生産国は英国

 

 

 M10/P1.5は米国
世界中で造ってるんですねぇ。

 

 

 M12/P1.25は韓国中国か(?)米国???
って、一体どこなの(笑)???

 

 

 古いものの附票にはアルコア社の社章があります。
アルコア社は、1886年創立の米国の企業。建物および建築、自動車、航空機、
航空宇宙の分野で部品/製品を供給しています。
自動車業界では、一時期、
殆どのアルミニウム製のモノコックを生産し供給していた会社です。
リコイルは、アルミニウム構造体には欠かすことの出来ないものですからねぇ。

 

 

 新しいものには、
ハウメット・エアロスペース社の社章があります。
同社は1888年創立の米国の会社で、
これまたアルコア社と同じく、
航空宇宙、輸送業界向けの製品/方策を提供する企業です。
航空機等に使われる超々ジェラルミンにも欠かすことは出来ません。

 

 

 リコイルには施工を簡単にするための道具が専用で用意されています。
それがプレワインダー式挿入工具
お高いので以前、自作したことがあります。
それがコレ。

 

 

 私、リコイルの挿入が苦手なんです・・・(汗)。
所謂、山飛び(専用タップ切った雌ねじの山を飛び越えて挿入されてしまう)
しちゃうことが多いんです。
で、プレワインダー式挿入工具の存在を知り、
簡単そうなんで作ってみたんです。
構造は簡単、本体に施行する専用タップで切った雌ねじに挿入した玉を
押し当てた患部に回しながら移動させるってなものです。
がぁ、これが上手くいきません・・・・。
本体に玉をねじ込むのが固い(重い)んです・・・・(泣)。
これなら普通に挿入した方がよっぽど簡単です(苦笑)。
で、お蔵入りと、なりました・・・・(笑)。